おならの悩みで特に多いのは「ニオイ」だと思います。
おならがなければ人に気を使うことがないのに・・・と
お考えの方も多いのではないでしょうか。
そもそもおならとは何なのか?
おならが臭くなるのは何故なのか?
といったことを踏まえて
今回は、おならが臭くなる原因をご紹介します。
おならとは何?
そもそもおならとは何なのでしょうか?
おならは何で出るのか?
まずは、おならについて知りましょう。
おならの正体は「腸内ガス」
おならの正体は人間の身体に常に存在する空気、
「腸内ガス」です。
腸内ガスは腸を刺激して便が出るように促したり、
人間が生きていく上でとても大切な働きをしています。
おならは古くなった腸内ガスを出す為の生理現象
人間の身体に常に存在する腸内ガスは、新陳代謝により
毎日入れ替わります。
おならは古くなった腸内ガスを、身体の外へと排出するための
生理現象です。
健康な人でも1日10~20回くらいは、おならをします。
おならが臭くなる原因
実はおならの正体である腸内ガスの99%は無臭で、わずか1%が臭い
という事実を、皆さんはご存知でしたか?
私達がおならを臭いと感じてしまうのは、そのわずか1%の
臭い腸内ガスが、あまりに強烈な印象を残しているからなのです。
臭いおならは「悪玉菌」が原因
皆さんは、ヨーグルトのCMで「善玉菌」「悪玉菌」という言葉を
見聞きした事はありませんか?
「善玉菌」とは、人間の腸内にプラスに働く腸内細菌です。
「悪玉菌」とは、人間の腸内にマイナスに働く腸内細菌です。
どちらも人間の身体に必ず存在している腸内細菌です。
悪玉菌は、硫化水素やアンモニアなどのニオイの素となる
有害ガスを作っています。
悪玉菌によって作られたこれらの有害ガスが臭い腸内ガスの
正体で、おならが臭くなる原因です。
腸内環境のバランスが崩れると、臭いおならの割合が増える!?
さきほど、善玉菌、悪玉菌はどちらも人間の身体に必ず
存在している腸内細菌だと言いました。
健康な人の場合は、これら2つの腸内細菌のバランスが整っていて
悪玉菌による臭いおならの割合は1%になっています。
しかし腸内環境のバランスが乱れると、悪玉菌の数が
増えてしまい、臭いおならの割合が増えてしまいます。
おならが臭くなる原因、いかがでしたか?
「おなら=臭い」というイメージがあったと思いますが、
実は臭いおならの割合はわずか1%しかないという事実は
かなりビックリされたのではないでしょうか。
でも、わずか1%の臭いおならも、腸内環境のバランスが
乱れたらその割合は増えてしまいます。
臭いおならを増やさない為には、腸内環境を整えてあげるのが
大切になります。
腸内環境を整えてあげるのに、一番効果があるのは食生活の改善です。
食物繊維や乳酸を含んだ、善玉菌の働きを促す食品を、積極的に
摂るようにしましょう。