予防接種を受ける時、問診票に「アナフィラキシーショック」という
文字が書いてあるのを見た事はありませんか?
 
アナフィラキシーショックは誰でも突然に起きてしまう可能性があります。
 
このショックにかかると最悪、命にかかわる危険性だってあるんですよ。
 
ただ、ちょっとアナフィラキシーショックとは何なのかわかりにくいですよね?
 
そこで今回はアナフィラキシーショックを起こす5つの原因と症状をわかりやすくご紹介します。

 

アナフィラキシーショックとは?どのような症状が出るの?わかりやすく説明します!

アナフィラキシーショックは一種の拒絶反応です。
わかりやすく知っていただくために例を用いて説明します。

人間や動物を含めた生物にはどうしても身体が受け付けないものってあります。

たとえばですが、ある中年男性がハゲていたとします。
そこで、ハゲを治すために人工植毛をしてもらったとします。

すると、身体は拒絶反応を示して、植毛した部分が腫れたり、赤くなったり、
痛みが止まらなかったりといった現象が起きたりしやすい
です。

この現象はアナフィラキシーショックの一種です。

それに比べて、自分の後頭部の髪の毛をハゲているところに
植えつける自毛植毛は拒絶反応は起きません。

なぜなら自分の髪の毛だからです。

自分の髪の毛なら身体が受け付けてくれるので何も起きないのですが、
人工植毛だと身体にインプットされてないものが侵入してきたとして
追い出そうとするんです。

これがアナフィラキシーショックの仕組みです。

これと似たような現象にアレルギー反応があります。

お子さんの中には卵アレルギーといった症状を持つ子もいます。

その子がもし卵を食べると吐いてしまったり、じんましんが起きてしまったり、
呼吸がうまくできなくなったりと大変な事態になります。

これもアナフィラキシーショックの一種です。

この現象もその子の身体にとって卵は外敵とみなされ、
身体から追い出そうとする拒絶反応から起きるんです。

このようにアナフィラキシーショックとは、ある出来事をきっかけに、
突然アレルギー反応が身体のあちこちに同時に出てしまう
強いショック状態の事
を言います。

アナフィラキシーショックはアレルギー反応よりも
全身を使った、かなり強めの拒絶反応
だと思っていただけたらと思います。

というわけでアナフィラキシーショックにかかった人は何かしらのきっかけがあったわけで、
よほど、身体に合わないものを取り入れた可能性があります。

なぜアナフィラキシーショックと呼ばれるのかについてですが、
これは防御反応という意味で使われるフィラキシーに反対を意味するアナが
くっついてできた言葉といわれていて、

身体に受け付けないものを追い出す(反対する)防御反応ということ、
つまり強い拒絶反応だと考えていただければいいですね。

アレルギー反応には様々な種類があり、アナフィラキシーショックに
なると以下のような複数のアレルギー症状が同時に出てしまいます。

(1)皮膚症状
皮膚が赤くなったり蕁麻疹が出てくる

(2)呼吸器症状
咳が止まらなくなったり息苦しくなる

(3)消化器症状
お腹が痛くなって吐いたりする

(4)粘膜症状
痒くなったり腫れたりする

(5)ショック症状
顔色が悪くなり意識を失う

アナフィラキシーショックは、複数のアレルギー反応が同時に出るので
症状の進行がかなり早いのが特徴
になります。

ショック症状が出たらすぐに病院で対処しないと、最悪の場合
命を落としてしまう事もあります。

 

アナフィラキシーショックの原因5つとは?

アナフィラキシーショックはアレルギー反応を起こす「ある出来事」が
きっかけになります。

きっかけになる出来事は、日常生活の中にたくさん潜んでいます。

代表的な原因は以下の5つです。

(1)食物アレルギー

食物アレルギーはとても有名ですよね。
アレルギーの原因となる食べ物を食べた時にアレルギー反応が出ます。

たとえば、

アレルギーの反応がおきやすい食べ物っていくつか決まっています。

その代表となるのが卵、魚、そば、牛乳、小麦などです。

ただし梅アレルギーなど、普段あまり知られてないアレルギーも存在しますので、
食べた本人が拒絶した食べ物がアレルギーを起こしにくい食べ物だったとしても
本人には合わないわけですので絶対に食べないようにしないといけません。

原因になる食べ物を食べてすぐにアレルギー反応が出なくても、
その後に激しい運動などをするとアナフィラキシーショックになる事が
あります。

ですので、最近の学校給食でも食物アレルギーの子供に対しては
事前に調査して反応が起きそうな食べ物は与えないという対策をとっています。

(2)医薬品アレルギー

医薬品を投与された時にアレルギー反応が出ることがあります。

予防接種をした時、30分は待合室で待つように言われることが多いですが
それは、医薬品によるアナフィラキシーショックが起きるのが
投与後30分以内だから
です。

(3)天然ゴムアレルギー

アレルギーの原因となる天然ゴムに触れた時にアレルギー反応が出ます。

天然ゴムを使用した製品は、ゴム手袋や風船、サンダルなど日常生活で
よく使う物ばかりです。

天然ゴムアレルギーは気付きにくく、突然アナフィラキシーショックに
なる事があります。

(4)虫、動物アレルギー

アレルギーの原因となる虫に刺された時に、アレルギー反応が出ます。

特に危険なのがハチに刺された時です。
ハチの針には強い毒が含まれていて、たった1回チクッ!とされただけでも
アナフィラキシーショックになる事があります。

また、猫や犬といった動物が近くに寄っただけでアレルギー反応を
起こすこともあります。

こういった動物をペットとして飼う前に家族がアレルギーにかからない体質なのか
きちんと調べてから飼うようにしたほうがよいでしょう。

(5)吸入アレルギー

吸入アレルギーは呼吸することで反応するアレルギーです。

よく部屋を掃除しないでいると部屋がどんどん汚れていきます。

そうなるとハウスダストとよばれるダニ、塵、ほこり、フケ、犬や猫などの毛などの
混ざったものが部屋に充満することになります。

このハウスダストを吸い込むと強いアレルギー反応が起きることで
知られていて部屋はいつでもきれいにしておかないといけないことがわかります。

また、エアコンや扇風機、サーキュレーターなどの空気を調整する機器には
数ヶ月使用すると大量のハウスダストを吸い込んでいますので
定期的に掃除をしてないと、アレルギー反応の要因になりやすい
です。

また、スギやヒノキなど花粉が飛び散る3月から5月あたりまでの季節になると、
ついうっかり花粉を吸い込んでしまいます。

これによる花粉アレルギーがあるは有名な話ですが、
実は桜の花粉を吸い込むことでアレルギーになることもあります。

まとめ

 
アナフィラキシーショックになる症状と5つの原因について、
いかがでしたか?

アレルギーの検査を受ける機会はなかなかないですよね。

本当はアレルギーがあるのに、検査を受けていないから気付かないままで
過ごしている人はかなり多いと思います。

アナフィラキシーショックを予防するには、アレルギー検査を受けて
アレルギーを持っていないか確認する事です。

アナフィラキシーショックは、発症したら時間との闘いです。
最悪命に関わることもありますので、
そうなる前に、おかしいと予兆など感じたら、すぐ病院へ行きましょう。