「乾癬(かんせん)」という病気をご存知ですか?
乾癬は感染はしませんが、皮膚が赤くなり、銀白色のかさぶたが
まるでフケのようにパサパサと剥がれ落ちる病気です。
 
似たような名前の病気である「疥癬(かいせん)」と間違えやすいとも
言われています。ちなみに疥癬とはダニに刺されることによりかゆみが止まらず
感染しやすい病気のことです。
 
今回は乾癬について原因と代表的な症状と治療法をお話したいと思います。

乾癬とは?

乾癬とは、アトピー性皮膚炎のように肌がカサカサ乾燥したり
赤くなってその後、銀白色の皮が次々と剥けてしまう皮膚の病気です。

似たような名前の「疥癬」が人から人へうつる病気の為、
乾癬も同じと思われがちですが…乾癬は人にうつる病気ではありません。

乾癬には種類がある!

乾癬には以下の5種類があります。

(1)尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)

身体のあちこちに100円玉くらいの大きさの発疹が出来る乾癬です。
乾癬の中でも一番患者さんの数が多く、全体の乾癬の約9割を占めています。

(2)滴状乾癬(てきじょうかんせん)

小さい発疹が身体のあちこちに出来る乾癬です。

(3)関節性乾癬(かんせつせいかんせん)

身体のあちこちに発疹が出来て、関節の痛みもあるのが乾癬です。

(4)乾癬性紅皮症(かんせんせいこうひしょう)

全身に発疹が出来て、炎症を起こしてしまう乾癬です。

(5)膿疱性乾癬(のうほうせいかんせん)

皮膚に膿が溜まってしまう病気で難病に指定されています。

乾癬の症状は?

乾癬の症状は種類により多少の違いがありますが、以下の7つが代表的な症状になります。
乾癬はこれらの症状が良くなったり悪くなったりを何度も繰り返します。

(1)肌がカサカサに乾燥する
(2)フケのように皮がポロポロ剥ける
(3)皮膚が赤くなってボコッ!と膨れる
(4)痒みを感じる
(5)関節が痛くなる
(6)肌が熱を持った感じになる
(7)発疹から膿が出てくる

乾癬の原因6つは?

乾癬の原因は、実はまだハッキリとは解明されていません。
しかし以下の6つが原因として考えられています。

(1)乾癬になりやすい体質がある!?

ハッキリとしたデータが出ている訳ではありませんが、
最近になって「乾癬になりやすい体質」がある訳ではないか?という説が出ています。

(2)サイトカインが関係している!?

これもまたハッキリとしたデータがある訳ではないですが、
サイトカインという物質が乾癬になる原因になるのでは?という説が出ています。

(3)食生活が乾癬に影響する!?

食生活の乱れは様々な病気を引き起こす原因になりますが、
乾癬になる原因やになったり症状を悪化させたりするのでは?と言われています。

(4)ストレスが乾癬に影響する!?

ストレス社会といってもいい現代は、日常生活のあちらこちらにストレスが転がっています。
強いストレスが乾癬になる原因になったり症状を悪化させるのでは?と言われています。

(5)感染症から乾癬になる!?~

風邪やインフルエンザなどの感染症にかかると、身体の免疫力が低下しまはし。
感染症がキッカケで免疫力が低下して乾癬になる原因になったり
症状を悪化させるのでは?と言われています。

(6)飲んでる薬で乾癬になる!?

高血圧や糖尿病などの持病があって長期的に薬を飲んでいる人は多いですよね。
飲んでいる薬の種類によっては乾癬になる原因になったり
症状が悪化するのでは?と言われています。

乾癬の治療法は?

乾癬は原因がハッキリとはわからず、症状も良くなったり悪くなったりを
何度も繰り返す病気なので完治するのはかなり難しく治療は長期間になります。

乾癬の治療法は、以下の4つがあります。

(1)内服治療

発疹に効果がある「ビタミンA誘導体レチノイド」
「免疫抑制剤シクロスポリン」という内服薬を飲みます。

ただしどちらも副作用が出る可能性がある薬で「
ビタミンA誘導体レチノイド」は胎児に影響を与える事があるので
若い人にはあまり使われません。

また「免疫抑制剤シクロスポリン」は腎障害や、免疫力低下になる
可能性があるので飲む時には注意が必要です。

(2)外用薬治療

発疹に効果のある「副腎皮質ホルモン」「ビタミンD軟膏」を塗布します。

「副腎皮質ホルモン」はステロイドなので即効性がありますが、
長期間塗布は出来ません。

「ビタミンD軟膏」は即効性はありませんが、
副作用が少ないので長期間塗布出来ます。

(3)光線療法

紫外線を当てて発疹が出るのを抑える治療をします。

光線療法は「PUVA(プーバ)療法」「UVB療法」「ナローバンドUVB療法」の3種類があります。

紫外線による日焼けや色素沈着にならないように、
光線療法の後は直射日光に当たらないように注意が必要です。

(4)抗サイトカイン療法

サイトカインという物質に対する治療を行います。

まとめ

乾癬について、原因や症状、治療法についていかがでしたか?

人にうつると誤解されやすい乾癬ですが、
人にうつる事は絶対にないのでそこは救いでしょう。

乾癬は完治が難しく、治療は長期間になりますが症状が軽いうちから治療を始めれば、
重症になる事は回避出来ます。

先述の症状がある人は
1度病院へ相談しに行く事をオススメします。