お腹の中でスクスクと赤ちゃんが人間の形に成長していくのは、
ごく普通に感じてしまいますが実はそうでもありません。

 
赤ちゃんの中には、途中で成長が上手くいかなかったまま
生まれてくる子もいます。
 
こういった状態の赤ちゃんに多くありがちなのが
口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)」という病気です。

じつは口唇口蓋裂にかかる確率は意外と高
日本人は500人に1人の割合で発症すると言われています。

今回は口唇口蓋裂の原因4つをご紹介します。

 

口唇口蓋裂とは?

口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)とは、
赤ちゃんがママのお腹の中で成長する段階で
唇や口の中の上あごの部分がくっ付かずに、隙間が空いてしまう病気の事を言います。

口唇口蓋裂の3つの種類

口唇口蓋裂は大きく3つの種類に分けられます。

①口唇裂
唇がくっ付いていない状態

②口蓋裂
上あごがくっ付いていない状態

③口唇口蓋裂
唇、上あご両方がくっ付いていない状態

口唇口蓋裂になるとどうなるの?

口唇口蓋裂になると、口を完全に閉じれなくなってしまいます。

その為、口唇口蓋裂で産まれてきた赤ちゃんは、以下のような
症状が出てきます。

・母乳やミルクを上手に飲めない
・言葉を上手く話せない
・食べ物が食道ではなく気道にはいりやすい
・扁桃炎や中耳炎になりやすくなる

 

口唇口蓋裂の原因4つとは?

口唇口蓋裂の原因は、実はハッキリはわかっていません。
しかし、以下の4つが原因として考えられています。

1.遺伝

赤ちゃんが口唇口蓋裂で産まれてきた時、家族にも
口唇口蓋裂の人がいる事があります。

しかし遺伝による口唇口蓋裂の可能性は非常に低く、
数%程度しかありません。

2.妊娠中に飲んだ薬の影響

身体のメインパーツが作られるのは妊娠3週から8週といわれていて
顔のパーツが作られるのは妊娠4週から12週といわれています。

妊娠3週から5週はまだ妊娠に気付かない時期で、
この時期に薬を飲んでしまう事は珍しくはありません。

妊娠中に薬を飲んだから必ず口唇口蓋裂になる訳ではありませんが

胎児に影響を与えてる可能性がある薬を妊娠中に飲むと、
口唇口蓋裂になどの病気になる可能性があると言われていますので
避ける必要があります。

3.レントゲンなど被爆の影響

妊娠中はレントゲン検査などの被曝するものは避けるように
なっていますが、どうしてもしなければいけない時もあります。

レントゲン検査などの被曝で必ず口唇口蓋裂になる訳では
ありませんが、被曝は口唇口蓋裂などの病気になる可能性が
あると考えられています。

4.妊娠中のストレス

妊娠中は情緒不安定になりやすく、妊娠前と較べるとストレスを
感じやすくなります。

また、つわりなどで体調を崩したりする事もあります。

こうした妊娠中の精神的・肉体的ストレスが、口唇口蓋裂の
原因になるのでは?と考えられています。

 

まとめ

口唇口蓋裂の原因4つ、いかがでしたか?

赤ちゃんが口唇口蓋裂で産まれてきた時
私のせいかもしれない…
と自分を責めてしまうお母さんはきっと多いでしょう。

でも、口唇口蓋裂の明らかな原因は、ハッキリはわからない
原因不明な状態です。

今回ご紹介した4つの原因も、確実というわけではなく
あくまでも可能性があるといわれているだけです。

誰のせいでもなく、お腹の中で偶然起きてしまうのが
口唇口蓋裂という病気です。

今は口唇口蓋裂の治療は進んでいて、成長に合わせて手術を
何回かする事で治す事が出来ます。

私たち大人に出来る事は、口唇口蓋裂で産まれてきた赤ちゃんが
元気にすくすく成長出来るように、しっかりサポートしてあげる事です。

お母さんは自分を責めたり一人で抱え込まずに、周りと
協力し合いながら赤ちゃんを育てていきましょう。