腹痛、下痢、嘔吐、発熱…
こんな症状に突然襲われる「急性胃腸炎」に
かかってしまうと大変です。
つらすぎて寝込んでしまいますよね。
「急性胃腸炎」と一言で言っても、実は原因がなんと5つもあります。
治療は病院へ行くのが一番ですが、急性胃腸炎を早く治す
ポイントは他にも3つあります。
今回は急性胃腸炎の原因5つと、早く治療するポイント
3つをご紹介します。
急性胃腸炎とは?
急性胃腸炎の原因は、以下の5つが挙げられます。
1.暴飲暴食
必要以上に食べ過ぎたりすると、胃は食べた物を消化しようと
胃酸をたくさん出します。
胃酸がたくさん出ると、胃にかかる負担は大きくなり
胃粘膜が荒れたりします。
暴飲暴食は胃が荒れる原因となり、急性胃腸炎になる原因にもなります。
2.ストレス
私たちはストレスを感じると、脳が刺激を受けます。
脳から出た刺激は自律神経から消化管に伝わり、
胃の働きを活発にさせます。
過度のストレスがかかると、胃の働きがどんどん活発になり、
胃酸が必要以上にたくさん出てしまいます。
胃酸がたくさん出ると胃には大きな負担がかかり、
胃粘膜が荒れたりします。
ストレスと急性胃腸炎は、実はかなり深い関係があるのです。
3.細菌感染
細菌に感染すると急性胃腸炎になる事があります。
細菌感染による急性胃腸炎は、食べ物が傷みやすい夏場に
かかる事が多いです。
《急性胃腸炎の原因になる代表的な細菌》
・サルモネラ菌
・腸炎ビブリオ
・カンピロバクター
・O-157(腸管出血性大腸菌)
4.ウイルス感染
ウイルスに感染すると急性胃腸炎となる事があります。
ウイルス感染による急性胃腸炎は、免疫力や抵抗が低下している
子供やお年寄りがかかりやすく、冬場にかかる事が多いです。
《急性胃腸炎の原因になる代表的なウイルス》
・ノロウイルス
・ロタウイルス
5.薬の副作用
本来は病気の治療の為に服用する薬の副作用で、
急性胃腸炎になる事があります。
薬の副作用が出なくても、1~4の原因と合わさり、薬が悪い方に
反応して症状が悪化してしまう事もあります。
《急性胃腸炎の原因になる副作用が出る事がある薬》
・非ステロイド系消炎剤
・鎮痛ステロイド剤
・抗がん剤
急性胃腸炎の治療ポイント3つ
一刻も急性胃腸炎を治療するためには
以下の3つのポイントを意識することが重要です。
1.だすものはしっかりとだして、しっかり水分補給
急性胃腸炎になると、下痢や嘔吐が症状としてよく出ます。
それは、私たちの身体が不要なものを排出する為の防御反応です。
もちろん、出すものはしっかりと出すことで
症状が少しずつ緩和されてきます。
ただ下痢や嘔吐を繰り返していくと身体の水分はどんどん失われていきます。
水分が必要以上に失われると、脱水症状を引き起こす事があります。
こまめに水分補給をしましょう。
そして、トイレに5~6回駆け込んでも
下痢がおさまらなかったら、
そこではじめて下痢止めや整腸剤を使用しましょう。
病院へ行かず薬局へ行って下痢が止まった
整腸剤がありますので、以下に紹介しておきます。
2.食べ物は控えめに
急性胃腸炎は、消化管に炎症が起きている状態です。
炎症が起きている状態で消化に時間のかかる食べ物を摂ると、
胃にかかる負担が大きくなり症状はどんどん悪化します。
炎症がなくなるまでは消化吸収の早い食べ物にするか、
食べ物を控えめにしましょう。
3.ストレスを溜めない
せっかく症状が落ち着いても、ストレスが続くと、治るのに
時間がかかったり症状が悪化してしまう事があります。
体調を崩すと色々心配になります。
でも、ストレスを溜め込まないように、具合が悪い時は
何も考えずゆっくり身体を休ませましょう。
まとめ
急性胃腸炎の原因5つと早く治すポイント3つ、いかがでしたか?
私たちが経験する急性胃腸炎のほとんどは、生活習慣の乱れや
感染が原因である事がほとんどです。
急性胃腸炎は生活習慣の見直しや手洗い、うがいなどの
感染予防をしっかりすれば、発症を予防する事が出来ます。
まずは発症させないようにしましょう。
発症してしまった時は、今回ご紹介した早く治すポイント3つを
参考にしてみてください。