騒音性難聴とは、騒音の元で長時間働くことで起こる
難聴のこと
です。
 
音響関係の仕事や、工事現場の作業員、カラオケやパチンコ店、
鉄道関係者や航空関係者などの騒音現場で働いている方に多く
見られることから、「職業性難聴」とも言われています。
 
なぜこのような職業の人が、騒音性難聴を発症してしまうのでしょうか。

 

騒音性難聴の原因は?

長い時間に渡って大きな音の中で働いていることで、
音を感じる器官である蝸牛や、その中にある有毛細胞が破れたり
傷ついてしまったり失われたりするのです。

その結果音がうまく感知できなくなり、4000ヘルツ付近の高音部の
聴力の低下が起こる病気です。

初期の段階では、4000ヘルツより低い音域の日常会話には問題がなく
異常に気づかない人も多く見られます。

しかしそのまま騒音を聞き続けると難聴が進行していき、聴力が低下し
日常生活に支障を来してきます。

難聴が慢性化すると、治療を行っても聴力が回復しないこともあります。

難聴の症状に加え、キーンという高音の耳鳴りを伴うことも多く、
中にはめまいを訴える場合もあります。

騒音性難聴は、肉体的な過労状態や、精神的ストレス、睡眠不足などで
急に発症することが多いです。

 

騒音性難聴の治療法は?何科に通うべき?

騒音性難聴は、騒音の影響で蝸牛やその中にある有毛細胞が傷ついたり、
一部が失われてしまうことで起きるので、症状が進行すると再生が
不可能になり、完治が難しい病気です。

そのため、早期の治療が大事です。

難聴が起こってしまった場合の治療は安静にし、ステロイドによる薬物療法や、
高圧酸素療法による血行改善、神経節ブロック療法などが行われます。

しかし発見が遅れると治療が難しくなり、回復しないケースも多いようです。

特に難聴が高音から中低音へと進行し、日常会話にも支障がきたすようになると
治療は困難で、補聴器の使用が必要になってくるので、予防を第一に考えることが
大切
です。

騒音下で仕事をしている方で耳鳴りが続く場合は、早めに耳鼻科に
受診するようにしましょう。

 

騒音性難聴の予防法

騒音性難聴になる可能性があるような仕事に就いている方は、予防を
することが大切です。

防音具や耳栓を付けるなど、騒音をできるだけシャットアウトするように
しましょう。

また、定期的に聴力検査をすることで難聴の有無、進行具合を
確認することも大切
です。

ストレスを溜めず、疲れた時はゆっくり睡眠を取るなど
体に負担をかけないことも大切です。