肩甲骨とは背中にある肩と腕をつなぐ骨のことです。
背中にある逆三角形の扁平な骨で、羽のように対になっている
部分です。
 
肩甲骨は首や肩、腕やおなか、胸や背中など上半身を動かす筋肉と
つながっていて、肩甲骨と動きが連動しています。
 
そのため肩甲骨がスムーズに動かなければ、連動している筋肉の
動きも鈍くなり、上半身に不調が出てくるようになります。

 

肩甲骨の痛み!左側と右側それぞれの原因は?

肩甲骨に痛みがある場合、肩甲骨そのものの痛みなのか、連動している
他の部分の痛みなのかを見極めることが必要になります。

左右の肩甲骨によって痛みの原因が違ってくることもあるので、
それぞれについて調べてみました。

左肩甲骨の痛み

1.姿勢などの身体が原因
姿勢が悪い状態が長く続くと身体にゆがみが出てしまいます。
また、姿勢が悪くなくても、片側を向いて眠る癖があるとゆがみが生じます。

証明写真を撮る時など、立っている状態で左肩が下がっていると
言われたことがある人は、立っている時の姿勢が悪く身体が
傾いてしまっている状態です。

ゆがみにより身体の重心がずれてしまうと、片方の肩甲骨に
負担がかかり、痛みが発生しやすい状態になります。

2.筋肉痛・筋肉疲労
普段と違う運動することで起こったり、肩甲骨は他の筋肉とも
連動しているので、他の部分の筋肉疲労も影響します。

3.心因性
ストレスが溜まることで身体の一部に痛みが出ることがあります。
このように左肩甲骨にも痛みが走る可能性があるのです。

4.内臓が原因
 (1)膵臓の病気
  慢性膵炎の場合は、左側の肩甲骨付近と同時に、腹部の上に
  鈍い痛みが出ることがあります。

  この場合、左肩甲骨のやや下の辺りが痛みます。

 (2)心臓の病気
  心筋梗塞や狭心症の場合は背中・首・肩の痛みの他に、
  動悸が激しくなったり息切れが増えたりなどの症状も現れます。

右肩甲骨の痛み

1.ストレスや筋肉痛が原因
左肩甲骨と同じで身体の疲れによるものや姿勢などのゆがみ、
ストレスや筋肉痛が原因で痛みが出ることがあります。

2.内臓が原因
 (1)胆のう
  胆石による痛みは、右肩甲骨以外にも、胸やみぞおちにも
  痛みがある場合があります。

 (2)胃腸の調子が悪いとき

3.神経の病気
肩甲骨の痛みの他に手のしびれ、痛みなどがあるときは
神経の病気の可能性も
考えられます。

このように肩甲骨の痛みの原因と考えられることはいくつかあり、
左右によって違う場合もあります。

この中でも一番可能性が考えられるのは、悪い姿勢などにより
身体が歪んでいることで起こる痛みや筋肉痛
です。

他の内臓や神経系が原因の痛みの場合は、肩甲骨以外に
他の部分の痛みや、しびれ、だるさなど、何らかの症状も
出る
と思われます。

数週間続いて痛みが治らない場合などは、受診してみると
良いでしょう。

 

肩甲骨の痛みの対処法6つとは?

肩甲骨の痛みの対処法には以下の6つの方法があります。

1.姿勢の改善
姿勢が悪いことで身体が歪んで痛みが出ている場合は、
姿勢を治すことが必要です。 

横向きで眠る癖のある人は仰向けで眠るようにしてみたり、
猫背の人は猫背を治すことも痛みの改善に繋がるでしょう。

※簡単な猫背を治すストレッチ
 (1)両手を後ろで組み、手のひらを上向きにします。
  左右の肩甲骨を近づけるように肩を寄せて胸を開きます。

 (2)ゆっくりと両手を肩の高さまで上げて3秒キープします。
  両手をゆっくりおろして3秒力を抜く動作を2、3回繰り返します。

 (3)椅子に座った状態で頭を前に下げる、後ろにそらすを5回繰り返す。

他にも猫背を改善させるためのストレッチはたくさん
ありますが、常に姿勢をまっすぐ伸ばそうと
意識するだけでも違ってくるのではないでしょうか。

2.生活の改善
リラックスしたりストレスを解消することで、筋肉の緊張も
ゆるんできます。

3.肩甲骨の凝りをほぐすストレッチ
 (1)左右の肘を曲げて指先をそれぞれの肩に置きます。
  その状態で円を描くように前回し5回、後ろ回し5回を行います。

 (2)座った状態で両手をまっすぐに上げ、手のひらを外側に
  むけます。そのまま肘を曲げながら横におろします。
  その時肩甲骨を少し寄せるように意識します。

 (3)座った状態で両腕を広げて、肘を90度曲げます。
  片方は上に、片方は下に指先が向くようにします。
  左右の手を入れ替えるように上下に動かします。
  肩に力が入りすぎないように5往復します。

 (4)肩甲骨のあたりに丸めたバスタオルを横向きに入れ、
  仰向けになって床に寝ます。両手を頭の後ろに組みます。

 (5)両腕を後ろ手で組み、できるだけ腕を上げていきます。
  この時、しっかりと胸を張り背中を伸ばします。
  そのままの状態で左右にひねります。1回行うごとに身体を緩めて
  3~5回行います。

他にも色々なストレッチがありますが、3~5分程度のストレッチも
たくさんあるので、自分にあったストレッチを見つけて、
毎日続けることが大切
です。

4.温める
肩甲骨周辺を温めて血行を改善させることで、痛みが緩和されます。
入浴でしっかり暖まったり、カイロなどを当てるのも良いでしょう。 

5.病院へ行く
肩甲骨以外の部分にも痛みやしびれがあり、痛みが持続している場合は
内臓や神経系の病気も考えられるため、受診をした方が良いかもしれません。
その場合は症状によって整形外科や内科が良いでしょう。

6.整体へ行く
身体のゆがみが気になったり、痛みがなかなか改善されない場合は
整体や整骨院など、専門の方に見てもらい、ある程度落ち着かせて、
ストレッチと併用していくのも良いのではないでしょうか。