胸焼けと吐き気はどちらも胸のあたりがムカムカしたり
気持ちが悪くなったりして症状がよく似ているので、
同じようなもんなんじゃないの?と思っている方は結構いると思います。
 
でも実は、胸焼けと吐き気には大きな違いがあります。
 
今回は胸焼けと吐き気において決定的に違う2つのポイントに
ついてお話したいと思います。

胸焼けと吐き気の違いのポイントその1:引き起こす原因の違い

まず胸焼けと吐き気では起きる原因がまったく違います。

胸焼けが起こる原因

胸焼けは胃酸が食道や喉のあたりまで
逆流してしまう事で起こる症状です。

胃酸が逆流してしまう一番の原因は、
本来なら胃酸が逆流しないように
胃の入口にある括約筋(かつやくきん)の働きが弱くなってしまう為です。

括約筋の働きが弱くなってしまう原因は様々ありますが
肥満や加齢、暴飲暴食などの食生活の乱れ、
ストレスなどが深く関係しています。

胸焼けが長期間続くような場合は、
逆流性食道炎という病気の可能性があります。

吐き気が起こる原因

吐き気は脳内にある嘔吐中枢が刺激されて、
神経から腹筋に嘔吐をするように
信号が出される事が原因
で起きます。

嘔吐中枢が刺激される一番の原因は胃腸にあり、
大抵の吐き気は胃の内容物を全て吐き出してしまえば治まります。

吐き気が起こる原因は他にもありますが
食中毒や虫垂炎、胃潰瘍や胃がん、メニエール病や緑内障などの
病気が吐き気を起こしたりもします。

胸焼けと吐き気の違いのポイントその2:症状の違い

胸焼けの症状

胸焼けの症状は、まさに文字の通り
胸が焼けたように熱い感じがして胸のあたりがムカムカする、
チクチク痛むというような表現で不快感が出てきます。

このような症状は、逆流した胃酸により
食道の粘膜が炎症を起こす事で出てきます。

また、胸焼けでは喉の奥から酸っぱいと感じるモノが
こみ上げてくるような感覚がある場合もあり、
この酸っぱいと感じるモノは逆流してきた胃酸です。

ちなみに胃酸とは胃の中に入ってきた内容物を分解する役割をする液体です。

吐き気の症状

吐き気の症状は胃のあたりがムカムカして、
胃の内容物を吐き出してしまいたいという感覚が出てきます。

場合によっては実際に胃の内容物を嘔吐してしまう事もあります。

また、吐き気が起こる時には冷や汗や
頭痛などの症状も一緒に出てくる場合があります。

まとめ

胸焼けと吐き気の違いはいかがでしたか?

ここまでの内容をおさらいしておきます。

胸焼けは胃酸の逆流で生じるのに対し、
吐き気は脳の嘔吐中枢が刺激されることで生じます。

胸焼けは胸が熱くなりチクチクするのに対して
吐き気は何もかも吐いてしまいそうな症状になります。

こうしてそれぞれの原因.症状を比較してみると
かなり違いがあって、似ているようで
実は全く違う病気ということがよくわかりますね。

ちなみにどちらも一過性の症状ならば
そんなに心配しなくても大丈夫ですが、

症状が長期間続く場合や思い当たる原因がさっぱりわからない場合には
病院を受診する事をオススメします。

大丈夫だろう…と自己判断は絶対にしないようにしましょう。