胸焼けとは、胃酸が食道や喉のあたりに逆流してしまう事で
起こる症状でまさに言葉の通り胸のあたりが
熱く焼けたような感覚の事を言います。
 
症状の特徴としては胸のあたりが
ムカムカしたりチクチクした感じがしたり、

 
喉のあたりに酸っぱいモノがこみ上げてくるような
何とも言い難い不快感を感じたりします。

胃酸が逆流してしまう原因は様々ですが、
飲みすぎや食べ過ぎといった食生活の乱れで
胸焼けの経験がある方はかなり多いと思います。

その為、たかが胸焼け…と思って
何もせず放置している方もかなり多いかと思います。

しかし胸焼けが一時的なモノですぐに治まるならば、
特に心配はしなくても大丈夫ですが…

もし原因がはっきりわからず胸焼けが
長期間ずっと続いている場合は絶対に放置しないほうがいい
です。

その胸焼けはただの胸焼けではなく、
もしかしたら逆流性食道炎という病気で放置し続けると
食道がんになってしまうかもしれません。

というわけで今回は長期間続く胸焼けを放置すると
逆流性食道炎という病気から食道がんになるかもしれない
危険性について少しお話したいと思います。

胸焼けの大きな原因である逆流性食道炎とは?

本来、健康な方の胃は入り口にある
括約筋(かつやくきん)が胃酸が逆流しないように弁として働いていますが、

その括約筋の働きが弱くなってしまう事で
胃酸が逆流しやすくなってしまい、

その状態が繰り返される事で食道に
炎症が出来てしまう病気の事を逆流性食道炎
と言います。

この逆流性食道炎が胸焼けの主な原因のひとつとして
考えられています。

逆流性食道炎を放置するとどうなるの?

何度も繰り返される胸焼けを放置して
逆流性食道炎になってしまった場合、
その状態を放置すると食道炎の症状はどんどん悪化.進行してしまいます。

逆流性食道炎が繰り返されるとバレット食道炎という
食道がんを発症させる危険性が
高い食道炎になってしまう可能性がありますので放置することは危険です。

バレット食道炎とは?

逆流性食道炎を放置すると食道の粘膜の損傷と
回復を何度も繰り返してしまい、

もともと食道粘膜である扁平上皮(へんぺいじょうひ)から胃や腸の粘膜である
円柱上皮(えんちゅうじょうひ)に近い粘膜にも変化が起きてしまいます。

このような状態にまでなってしまった
食道炎の事をバレット食道炎と言います。

ちなみに扁平上皮は平らな鱗みたいな丈夫な皮であり、円柱上皮は円の筒状の皮のことです。

バレット食道炎が食道がんになるかもしれない?

逆流性食道炎で繰り返される胃酸の逆流による
刺激で損傷と回復を続けた食道粘膜が扁平上皮から
円柱上皮になってしまったバレット食道炎の状態は、

食道がんを発症に影響を与える腸上皮化生(ちょうじょうひかせい)という
細胞組織が80%
も含まれています。

ちなみに腸上皮化生は胃の一部が腸の細胞へと変化することをいいます。
つまり胃の中に腸の細胞ができあがってしまうのです。

内視鏡検査などでこの円柱上皮が3cm以上発見された場合、
食道がんになる可能性が高い
と言われています。

長期間続く胸焼けを放置する事がどれだけ危険なのか
ご理解頂けたでしょうか?

とても大切な事なので、最後にもう一度だけ言います。

原因がはっきりわからないまま
何度も何度も胸焼けを繰り返されてる場合は、
たかが胸焼け…と甘く考えて放置しないようにしましょう。

勝手な自己判断ほど怖いモノはありません。
必ず病院を受診するようにしましょう!