どこかにぶつけた訳でもないのに、
急に指や手首が痛くなって困った事ってありませんか?
 
それはもしかしたら「腱鞘炎」という病気かもしれません。
 
腱鞘炎は最初は大した痛みがなくても、
悪化するとちょっとした事でも痛みを感じるようになり日常生活に支障が出たりします。
 
実は最近、腱鞘炎になる人が急増しているのが現状です。
 
腱鞘炎になる人が急増している原因は何なのか?
腱鞘炎を早く治すにはどうしたらいいのか?
 
今回は腱鞘炎になる2つの原因と早く治す2つのコツをご紹介していきたいと思います。

腱鞘炎とは?

腱鞘炎とは、手にある「腱」手首にある「腱鞘」という部分に
炎症が起きている状態の事を言います。

「腱」とは腕の筋肉の動きを指に伝える太いロープのような役割をする部分です。

「腱鞘」とは腱が指を動かす時に変な位置にズレないように
固定するトンネルのような役割をする部分です。

腱鞘炎ってどんな症状?

わたし達が手の指を動かす時には、指の筋肉だけではなく
手首やひじの間にある腕の筋肉も動かしています。

指を動かすと腱は腱鞘の中をせわしなく動き続けます。

腱が腱鞘の中を動き続けて擦れ過ぎると、腱鞘に炎症が起きる事があります。

腱鞘に炎症が起こると腫れて腱が通る腱鞘のトンネル部分が狭くなってしまいます。

狭くなった腱鞘のトンネルに腱が当たると、痛みや動きにくさを感じるようになります。

これが腱鞘炎の症状です。

腱鞘炎には種類がある!

腱鞘炎には痛みが起こる場所によって、以下の2つの種類があります。

①バネ指

指に痛みを感じる腱鞘炎です。
指を動かした時には何かに引っかかったような違和感.痛みを感じます。
症状が悪化すると、指を伸ばした時にバネがはじけるような感覚がする事から「バネ指」と言われています。

②ドケルバン病

親指の根元にある手首に痛みを感じる腱鞘炎です。
親指を曲げ伸ばしした時に痛みを感じます。
この病気を発見した外科医の名前から「ドケルバン病」と言われています。

腱鞘炎になる2つの原因とは?

腱鞘炎になる原因は、以下の2つがあります。

①パソコンやスマホのいじり過ぎ

腱鞘炎になる人が増えている一番の原因は、パソコン.スマホのいじり過ぎです。

パソコンはキーボードを指で叩いて文字を入力するので
指にかかる負担が大きく、デスクワークなどで長時間パソコンをいじる人は
腱鞘炎になる可能性があります。

スマホは片手で操作するので親指付近の手首にかかる負担が多く、
長時間いじったりすると腱鞘炎になる可能性があります。

②女性ホルモンの影響

ホルモンと腱鞘炎は無関係と思われがちですが…
実は深い関係があるんです。

女性ホルモンには「プロゲステロン」と「エストロゲン」があります。

「プロゲステロン」は妊娠.出産の手助けをするホルモンです。

プロゲステロンには出産後動いた骨盤や骨を元に戻す為に、腱鞘をわざと収縮させる働きがあります。
プロゲステロンの働きで腱鞘が狭くなると腱鞘炎になる可能性があります。

また「エストロゲン」は女性らしさを司るホルモンです。
エストロゲンには腱や腱鞘に弾力性や柔軟性を与える働きがあります。

エストロゲンは閉経後に分泌量が減ります。
エストロゲンの分泌量が減ると腱鞘の柔軟性が失われて、擦れた時に腱鞘炎になる可能性があります。

腱鞘炎の治し方として有効な2つのコツ

腱鞘炎は早い段階で対処する事がとっても大切です。
腱鞘炎を早く治すコツは2つあります。

①手を休ませて固定する

腱鞘炎の一番の原因は「手の使い過ぎ」です。
腱鞘炎を早く治すには、まずは手を休ませてあげる事が大切になります。
日常生活で手を動かなさいようにするのは、正直なかなか難しいかもしれません。

そんな時にオススメなのが、手首専用のサポーターです。
サポーターをすれば動きをある程度制限する事が出来るので、手を休ませてあげれます。

②温めて患部をほぐす

炎症があると、ついつい冷やしがちですが…
実はそれ間違いなんです。

患部に熱っぽさがある場合は、まずは温めてあげる事が大切になります。
お風呂で温めて患部を少しほぐしたり、消炎作用のある温湿布を貼ったりしましょう。
患部の熱っぽさがなくなったら、冷やしてあげるようにしましょう。

まとめ

腱鞘炎になる2つの原因.腱鞘炎を早く治す2つのコツ…いかがでしたか?
今や誰もがパソコン.スマホをいじる時代。
腱鞘炎はある意味で現代病と言っていいかもしれません。

誰がいつどこでなってもおかしくない病気といえるでしょう。

ぶつけた訳でもないのに何か指や手首が痛いな…と感じたら、腱鞘炎の可能性がかなりあります。
パソコンやスマホをよくいじる人は、少し作業時間を減らすなどして手を休ませてあげましょう。

腱鞘炎は悪化すると、手術が必要になる場合もあります。

手術となると身体にかかる負担はかなり大きくなります。
ですので痛みがひどくなる前に、必ず病院へ行き相談しましょう。