過活動膀胱という病気をご存知ですか?
 
最近ではCMでもやっていたので、1度は見聞きした事がある方もいるかと思います。
 
でも、具体的にどんな病気か?と聞かれたら、なかなかなじみがないので
わからない方も多いのではないでしょうか。
 
そこで、今回は過活動膀胱という病気の原因や症状、
改善できる体操について、説明していきたいと思います。

過活動膀胱とは?

過活動膀胱をイメージしてみると何となく膀胱が過剰に働いてしまう病気…という事は皆さんわかるかと思います。

そもそも正常な膀胱は、膀胱にある程度の尿が溜まった時に尿意が出てきます。

そして、その尿意を我慢するか?しないか?を自分の意思で決めると、
尿道括約筋(にょうどうかつやくきん)という筋肉に脳から信号が出されて排尿をコントロールしています。

過活動膀胱とは、そんな自分の意思とは全く関係なく膀胱が勝手に収縮してしまうため急におしっこがしたくなったり、頻尿.失禁などの症状が出る状態の事を言います。

過活動膀胱の原因は?

膀胱に尿を溜める働きが正常に機能しない事が、過活動膀胱の原因となります。

過活動膀胱の働きがうまくいかない原因は様々ありますが

•年齢によるもの
•骨盤内の筋肉.靭帯の働きが弱くなってしまった
•前立腺肥大症(男性の場合に限る)
•冷え性
•脳梗塞.パーキンソン病などの脳の障害
•多発性硬化症.脊髄の損傷などの脊髄の障害

などが考えられます。

過活動膀胱の症状4つとは?

過活動膀胱の代表的な症状は4つあります。

~1.尿意切迫感~
急におしっこがしたくなり、尿意を我慢が出来なくなる。
尿意を我慢すると漏らしてしまいそうな感じになる。

~2.頻尿~
1日に8回以上排尿をする。
ちなみに…正常な排尿回数は1日5~6回です。

~3.夜間頻尿~
夜中に1日に何回も排尿する。
尿意で夜中に目が覚めてしまう。
ちなみに…正常な夜間の排尿回数は1日0~1回です。

~4.切迫性尿失禁~
尿意切迫感が出た時に我慢が出来なくて失禁してしまう。

過活動膀胱の治療法5つとは?

過活動膀胱の治療は様々ありますが、代表的な治療は5つあります。

~1.薬物療法~
勝手に膀胱が収縮するのを抑える内服薬を処方してもらいます。

~2.生活指導~
過剰な水分摂取やアルコールやカフェインなどの摂取を控えるように指導されます。
また、トイレが近い環境の改善やトイレにすぐ行きやすい服装なども指導されます。

~3.膀胱訓練~
尿意を我慢する訓練.排尿の間隔を少しずつ長くする訓練などをします。

~4.理学療法~
骨盤底筋体操などをして、膀胱括約筋の働き改善する運動をします。

~5.骨盤底筋体操~

まず、骨盤底筋とは骨盤のなかで内臓を支えている筋肉の事を言います。

この骨盤底筋の働きが弱くなると、腹圧がかかった時に尿道を
キュッと締めることができなくなり尿漏れしたりします。

骨盤底筋体操とは股間を締めたり緩めたりすることを
繰り返してしっかりと尿漏れを防ごうとする目的で行う体操です。

上記の治療法の中で一番やっていただきたいのが
この骨盤底筋体操での筋肉トレーニングです。

骨盤底筋体操のやり方

ポイントは尿漏れが起きないように元栓(股間)を閉める筋肉を
鍛えるつもりで筋肉トレーニングを行います。

~仰向けでやる場合~

①足を肩幅ぐらいに開き、仰向けに寝ます。
②両膝を立てて体の力を抜いて股間をキュッっと締めます。
③股間をキュッと締めたままゆっくり5つ数えたら力を抜いて、またキュッっと締め直します。
この動作を繰り返します。

~雑誌などを読みながらやる場合~

①床に膝をついてクッションなどの上に肘を立てて頭を手の上にます。
②この姿勢のまま股間をキュッっと締めます。
③股間をキュッっと締めたままゆっくり5つ数えまら力を抜いて、またキュッっと締め直します。
この動作を繰り返します。

~椅子に座った状態でやる場合~

①床につけた足を肩幅に開いて背中をまっすぐに伸ばしして椅子に座ります。
②肩の力を抜いて腰やお腹に力が入らないように注意しながら、ゆっくり股間をキュッっと締めます。
③この姿勢のままゆっくり5つ数えたら力を抜いて、またキュッっと締め直します。
この動作を繰り返します。

~テーブルを利用してやる場合~

①足を肩幅に開いて、手も肩幅に開いてテーブルの上につきます。
②上半身に重心を腕に乗せて背中をまっすぐ伸ばして、肩とお腹の力を抜いて股間をキュッっと締めます。
③この姿勢のままゆっくり5つ数えたら力を抜いて、またキュッ締め直します。
この動作を繰り返します。

まとめ

過活動膀胱という病気について…いかがでしたか?

トイレの回数が多い…我慢出来なくておしっこを漏らしてしまう…
そんな症状がずっと続いている方はもしかしたら、過活動膀胱という病気かもしれません。

病院で診察してもらうのがベストですし、合わせて
骨盤底筋体操をしてみることをおすすめします。

骨盤底筋体操はいつでもどこでも出来る、とっても簡単な体操です。
すぐに症状が改善されなくても、股間の筋肉を鍛えることで元栓としての機能が
できるので継続して行う事で効果は必ず出ます。

普段の暮らしの中に取り入れて、過活動膀胱のつらーい症状の改善を目指していきましょう。