誰でもご飯を食べ過ぎてしまう経験は1度はあると思います。
でも「過食症」はただの食べ過ぎではありません。
過食症はれっきとした病気で、放置するのはものすごく危険です。
そこで今回は過食症の原因や危険性についてご紹介したいと思います。
過食症とは
過食症は食べ過ぎと勘違いされやすいですが…全然違います。
過食症とは、食欲をコントロールする事が出来ずに
食べ物をひたすら食べ続けてしまう状態の事を言います。
~過食症と食べ過ぎの違いは?~
過食症と食べ過ぎの大きな違いは、「体重の変化」です。
食べ過ぎの場合は、カロリーの高い食べ物を
食べ続ける事で体重が増加して肥満気味になる事が多いです。
しかし過食症の場合、体重の増加はあまりなく標準体重前後である事が多いです。
しかし過食症でも肥満になる事はあるので、区別するのはかなり難しいです。
過食症の種類
過食症には「過食嘔吐」「吐かない過食」の2つの種類があります。
「過食嘔吐」は過食した後に食べた物を全て吐き出すを繰り返してしまう過食症です。
食欲のコントロールが出来ずに食べ過ぎた後に罪悪感が出てきてしまい、
自分で口に手を入れて無理やり吐き出す事が多いです。
「吐かない過食」は吐かないけれど過食をどんどん繰り返す過食症です。
短時間に大量の食事をしてすぐ、あまり時間を空けずに次の食事をまた大量に食べてしまいます。
食べ過ぎと似ていますが、吐かない過食では食欲をコントロール出来ないので
食べるので満腹感を得られず尋常じゃない量の食べ物を食べてしまう事が多いです。
過食症になる原因
過食症になる原因は様々ありますが、大きく2つに分ける事が出来ます。
①無理なダイエット
過食症になるキッカケで多いのが「ダイエット」です。
10代~20代の若い女性は痩せたい願望が強く、
食事を抜くなどの無理なダイエットをしがちです。
無理なダイエットをするとそれまで我慢していた食事を食べたい気持ちが強くなり、
過食症になってしまう事があります。
②ストレス
過食症になるキッカケで一番多いのは「ストレス」です。
職場や学校.家庭環境などなどストレスの原因は
普段の暮らしの中にたくさん潜んでいます。
問題なのは、ストレスが強くかかった時に上手くストレス解消が出来ない事です。
ストレス解消が上手く出来ないと、ドカ食いしてストレス発散しようとして
過食症になってしまう事があります。
過食症の危険性
過食症になると以下のような悪影響が身体のあちこちに出てきます。
・体重の変動が激しくなる
・肌荒れ.むくみ.冷え症になる
・糖尿病.脂肪肝などの病気になる
・胃の調子が悪くなる
・ホルモンバランスが乱れて月経不順になる
・うつ病に発展してしまう
まとめ
過食症の原因.危険性…いかがでしたか?
過食症は心と身体、両方に重大なダメージを与えてしまいます。
食べ過ぎと過食症は似ている部分もあるので、
自分で判断するのはとっても難しいです。
「もしかして過食症?」
と不安を感じた方は、まずは病院で相談してみましょう。
どんな些細な事でも、1人で抱え込まない事がとっても大切です。